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2020年02月27日

株式会社ネットワールド様にて、弊社と長崎大学病院様とのAI研究事例が紹介されました

2020年2月27日、株式会社ネットワールド様の事例として長崎大学病院様との研究事例が紹介されました。

ネットワールド様ニュースリリースはこちらとなります。

ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、検証施設「PIC(Pre Integration Center)」内に常設している「Networld AIセンター」の「IBM PowerSystem AC922」(以下 PowerSystem AC922)を解析処理インフラとして、パートナーであるジグザ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 櫛田 和洋)が、AIによる医用画像解析の研究を長崎大学病院と共同で実施し、実用化に向けて大きな成果が得られたことを発表します。

今回の研究は、手術後に患者体内に止血用ガーゼなどの異物が残存していないかを確実に確認できるよう、画像解析技術とディープラーニング技術を用いたレントゲン画像による異物検知の実用性評価を目的として実施され、研究に参加した長崎大学病院から、今後の研究次第では実務でも使用できる可能性があると評価されました。

画像解析では画像のサイズや明度、白黒反転、エッジ検出などを行い、またディープラーニングでは、バッチサイズや学習階層などのパラメータを変更しながら、最も高い認識精度が得られる組み合わせを探っていきました。その結果「PowerSystem AC922」は、このような大量データの高速処理を短時間で処理することができました。

「Networld AIセンター」は、AI、ビッグデータ、ディープラーニングにおけるデモ環境、PoC環境を提供するために、「PowerSystem AC922」(Newell:IBM POWER9 + NVIDIA V100x4搭載)と「IBM Power System S822LC for HPC」(Minsky:IBM POWER8 + NVIDIA P100x4搭載)の検証環境を常設しており、ネットワールドのパートナーは無償で使用することができます。ネットワールドは、今後も先進的なシステムの構築、検証を行うパートナー各社を積極的に支援してまいります。
詳細につきましては下記をご覧ください。

ネットワールド様ニュースリリース全文:
https://www.networld.co.jp/news/press2020/0227/

事例:腹腔内異物同定の画像解析/ディープラーニング基盤にIBM PowerSystem AC922を活用レントゲン画像内の異物検出に成功
https://www.networld.co.jp/casestudy/2020/ibm-hardware_ziggxa/